選ばれし豆をドリップバッグへ＊焙煎士ギルドの封香術

選ばれし者よ、汝の手にある聖なる豆を、香の封印術にて「携行の書包（ドリップバッグ）」へと変えん。
この術により、焙煎された珈琲二百グラムは、一包十二グラムの香精袋──十七包へと姿を変える。
香りを旅に携える者、戦の合間に癒しを求む者、皆この術を重んずるなり。

【儀式の手順】

まず、貴殿が望む焙煎豆を選び、共にこの「加工の呪印（＋600円）」を併せて注文するべし。
焙煎士はその指定に従い、香を逃さぬ封印を施すであろう。

もし、幾種もの豆を同時に召喚する場合は、ご注文時に表示される備考欄にて望みを記してくだされ。 言葉を誤れば、香は迷い、儀は乱れるゆえ注意されたし。

【指定例】

一例として、「マンデリン」と「いたずら九尾」と「ピーベリー」を各一袋ずつ、合計3袋を求めたとしよう。

■全ての豆に封印の儀を施す場合
　→ 記入不要。珈琲代金 ＋ 封印術（600金貨 × 袋数 3）となる

■例えば、ピーベリーのみに封印の儀を施す場合
　→ 「ピーベリー一袋をドリップバッグで」と記し、珈琲代金 ＋ 600円 × 1　となる

■2種類、例えば、いたずら九尾とピーベリーを各一袋ずつ封印する場合
　→ 「九尾とピーベリーを各一袋ドリップバッグで」と記し、珈琲代金 ＋ 600円 × 2　となる

ご注文のお手続きの際に、備考欄がございますゆえ、この備考欄にて、どの珈琲をドリップバッグに加工するのかを、必ずやお申し付けくだされ。このこと、ゆめゆめお忘れなきよう、重ねてお願い申し上げまする。

香りを封じたこの「携香の袋（ドリップバッグ）」は、 旅人が焔を起こせぬ荒野でも、賢者が書を閉じる静寂の刻にも、 たった一滴の湯で魂を目覚めさせる――そんな、焙煎士ギルド秘伝の術である。